814-0002 福岡市早良区西新
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水分補給はなぜ大事?
梅雨明けして、本日は朝から30℃越え。日中は34℃まで気温が上がりました。
少し外に出ただけでも、めまいを感じてしまう位。
この夏もしっかり対応しないと危険だなと感じています。
「水分取らないとだめよ」
「熱中症になるから水分補給しなきゃ。」
とか、皆さま挨拶代わり合言葉のように使っていませんか?
せっかくなので、「水」についてここでしっかり理解してみましょう。
知る事で、摂り方もきっと変わるはず。
そんな本日は飲料会社様の社内研修の勉強会に講師として参加してきました。
もちろん水分にハーブティーが含まれるのは言うまでもないですが、
水分の役割や体内でのメカニズムを理解する事で
何となくとっていた水分を意識して摂ることができるようになるんです。
せっかく飲料を販売する側の皆さまなので、知識もしっかり備えて欲しい!
そんな企画で質疑応答含めて2時間の内容。
講壇上にはカフェイン入りのお茶。笑
カフェインについてはまた別の機会で。。。
私たちのカラダは55~60%が水分でその水分は生命活動をサポートしています。
体内の構成率からいうと、特に脳や腸、肝臓などの臓器や筋肉などの組織中の水分含有量は80%と比較的高いですが、脂肪組織(皮下組織)は水分より中性脂肪が多いので、水分含有率は約33%と少な目ですね。
そして水分構成比率は男性よりも女性が少なく、さらに高齢者は加齢とともに細胞数が減っていくため、
成人よりも水分含有量が約50%とグンと低くなります。
そして。
知っているようで、明確に自覚する事が少ない水の働きです。
皆さま、何となく『不足しちゃカラダによくないな』ではないでしょうか?
実は水分の主な働きは物質の分解、物質の運搬、体温調節になります。
私たちのカラダにエネルギー減として入ってくる食物は吸収しやすい形(栄養素)に分解され、主に肝臓で代謝されます。
その代謝反応は「水」に溶けた状態で行われます。
水分を含む血液やリンパ液は体内の物質(酸素や栄養素など)を細胞まで運び、
また不要になった老廃物も尿やあるいは汗などから排泄しています。
水は温まりにくく、しかも冷めにくい性質があり、また温度の変化が小さいので、体温を一定に保つことに役立っているわけです。
例えば夏の暑いときや運動時に汗をかくというのは、体内温度の上昇を防ぐためですね。
これは多くのかたが実感していることでしょう。
これは代謝系のハーブの学びの講座でもメカニズムはお話することがありますね。
人のカラダは食べ物がなくても、水さえあれば1ヶ月近く生きることができます。
山でお父さんとはぐれた小学生が、スーパーボランティアに発見されて助かったということがありました。
記憶に新しいですよね。この時はこの男の子は水だけで1週間過ごしたそうです。
でも、水が1滴も飲めないと、2~3日で生命維持は困難となります。
体から水分が1%の減少ではのどの渇き、
2%の減少ではめまいや吐き気、食欲減退などが現れます。
そして10~12%の減少では筋けいれん、失神、
20%の減少では生命の危機になり、死に至ってしまいます。
この時期は特に、カラダの水分が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスクの要因にもなります。
このあたりでやはり水分って大事よね、と実感してきますね。
人のカラダにとって水は欠かせないことは解りましたよね。
でも、実は、水分量の基準値は設定されていません。
大体これくらいよね、という数値はありますが、
栄養素のように、たんぱく質が80gのような具体的な数値が決められていません。
水には経口から、または食物中に含まれる水分の「摂取される水分」と、
体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水分」があります。
それらの摂取される水と代謝される水の総量は1日約2.5Lほどです。
内訳は飲料水から約1L、食事から摂取する水は約1.1L、代謝水は約0.3Lだそうです。(厚労省HPより)
また、摂取した水分は尿、便や皮膚および呼吸から自然に蒸発している水分を含め1日約2.4Ll排泄されています。
尿量は約1.5L、便は約0.1L、呼気は約0.3L、汗は約0.5L排泄されるそうです。
では、水は一日どれくらい飲めばよいのでしょうか。
欧米の研究の成果による数字は推定値ですがある程度研究が進んで
水分補給として1日1.5リットルの水を飲むべきであるとされているようです。
調べてみましたが、現在のところ水の摂取量についての学説や臨床は、
日本人を対象とした信頼度の高い研究は極めて乏しく参考となる報告がないそうです、という事が解りました。
特に、水の必要量を性・年齢・身体活動レベル別に算定するための科学的根拠は、
いまだに十分には整っていないため今後の研究が進むことが期待されています。
なので、色々な所で言われる2.5Lや1.5Lは食物中に含まれる水分を含んだり、
そうじゃなかったりと欧米数値を参照しているに過ぎないようですね。ありがちです。。。
ただ、生態学的に水分をとって腸から吸収される量は100~130mlなんだそう。
一度に多くとっても吸収されずに尿から殆どが排泄されるので、
少量を適度にとるほうがカラダに有効に吸収されるということですね。
長くなりましたが、ここで纏めますね。
常温の水を飲むと、代謝がアップすることが理解いただけると思います。
また水を飲むことで、筋肉にしっかりと血液が送り込まれて効率よく筋肉量も増えます。
そして筋肉量が増えると基礎代謝量も増え、エネルギーが作りやすい体質になりますね。
血液がドロドロしている状態は脂肪や糖などが血液中に大量に存在し、スムーズに流れない状態です。
血液は酸素を運んでいるので、血液の流れが悪くなると細胞に酸素がいかず、
免疫力の低下、脳や内臓の機能の低下などを引き起こすことになります。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞をも引き起こしやすくなりますよね。
水を飲むとトイレに行く回数が増えるので老廃物が排泄され、血液もサラサラになります。
最後になりますが、水分の種類は「水」「ハーブティー」などと定義されています。
ハーブティーもカフェインが入っていないもの。
カフェインはカラダに必要な水分も利尿してしまうので
ノンカフェ飲料が最近流行しているのは
水分を無駄にしない!
ということが目的なはずです。
特にビタミンやミネラルを多く含むハーブティーは
水分摂取には一番ベストな飲料といえるのではないでしょうか。
私たちのカラダは常に代謝しているので
ビタミンやミネラルは随時活用されているわけです
ぜひ、意識して水分をとってみてくださいね。
長文になりましたが、読んで下さった方から
最近は特に感想を頂く事が多くなりましたので
今回もぜひメッセージをくださいね。
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24/10/01
24/09/24
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水分補給のポイントについて
梅雨明けして、本日は朝から30℃越え。日中は34℃まで気温が上がりました。
少し外に出ただけでも、めまいを感じてしまう位。
この夏もしっかり対応しないと危険だなと感じています。
「水分取らないとだめよ」
「熱中症になるから水分補給しなきゃ。」
とか、皆さま挨拶代わり合言葉のように使っていませんか?
せっかくなので、「水」についてここでしっかり理解してみましょう。
知る事で、摂り方もきっと変わるはず。
そんな本日は飲料会社様の社内研修の勉強会に講師として参加してきました。
もちろん水分にハーブティーが含まれるのは言うまでもないですが、
水分の役割や体内でのメカニズムを理解する事で
何となくとっていた水分を意識して摂ることができるようになるんです。
せっかく飲料を販売する側の皆さまなので、知識もしっかり備えて欲しい!
そんな企画で質疑応答含めて2時間の内容。
講壇上にはカフェイン入りのお茶。笑
カフェインについてはまた別の機会で。。。
私たちのカラダは55~60%が水分でその水分は生命活動をサポートしています。
体内の構成率からいうと、特に脳や腸、肝臓などの臓器や筋肉などの組織中の水分含有量は80%と比較的高いですが、脂肪組織(皮下組織)は水分より中性脂肪が多いので、水分含有率は約33%と少な目ですね。
そして水分構成比率は男性よりも女性が少なく、さらに高齢者は加齢とともに細胞数が減っていくため、
成人よりも水分含有量が約50%とグンと低くなります。
水の働きとは?
そして。
知っているようで、明確に自覚する事が少ない水の働きです。
皆さま、何となく『不足しちゃカラダによくないな』ではないでしょうか?
実は水分の主な働きは物質の分解、物質の運搬、体温調節になります。
私たちのカラダにエネルギー減として入ってくる食物は吸収しやすい形(栄養素)に分解され、主に肝臓で代謝されます。
その代謝反応は「水」に溶けた状態で行われます。
水分を含む血液やリンパ液は体内の物質(酸素や栄養素など)を細胞まで運び、
また不要になった老廃物も尿やあるいは汗などから排泄しています。
水は温まりにくく、しかも冷めにくい性質があり、また温度の変化が小さいので、体温を一定に保つことに役立っているわけです。
例えば夏の暑いときや運動時に汗をかくというのは、体内温度の上昇を防ぐためですね。
これは多くのかたが実感していることでしょう。
これは代謝系のハーブの学びの講座でもメカニズムはお話することがありますね。
水を飲まないとどうなるの?
人のカラダは食べ物がなくても、水さえあれば1ヶ月近く生きることができます。
山でお父さんとはぐれた小学生が、スーパーボランティアに発見されて助かったということがありました。
記憶に新しいですよね。この時はこの男の子は水だけで1週間過ごしたそうです。
でも、水が1滴も飲めないと、2~3日で生命維持は困難となります。
体から水分が1%の減少ではのどの渇き、
2%の減少ではめまいや吐き気、食欲減退などが現れます。
そして10~12%の減少では筋けいれん、失神、
20%の減少では生命の危機になり、死に至ってしまいます。
この時期は特に、カラダの水分が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスクの要因にもなります。
このあたりでやはり水分って大事よね、と実感してきますね。
水って多ければ多いほどいいの?
人のカラダにとって水は欠かせないことは解りましたよね。
でも、実は、水分量の基準値は設定されていません。
大体これくらいよね、という数値はありますが、
栄養素のように、たんぱく質が80gのような具体的な数値が決められていません。
水には経口から、または食物中に含まれる水分の「摂取される水分」と、
体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水分」があります。
それらの摂取される水と代謝される水の総量は1日約2.5Lほどです。
内訳は飲料水から約1L、食事から摂取する水は約1.1L、代謝水は約0.3Lだそうです。(厚労省HPより)
また、摂取した水分は尿、便や皮膚および呼吸から自然に蒸発している水分を含め1日約2.4Ll排泄されています。
尿量は約1.5L、便は約0.1L、呼気は約0.3L、汗は約0.5L排泄されるそうです。
では、水は一日どれくらい飲めばよいのでしょうか。
欧米の研究の成果による数字は推定値ですがある程度研究が進んで
水分補給として1日1.5リットルの水を飲むべきであるとされているようです。
調べてみましたが、現在のところ水の摂取量についての学説や臨床は、
日本人を対象とした信頼度の高い研究は極めて乏しく参考となる報告がないそうです、という事が解りました。
特に、水の必要量を性・年齢・身体活動レベル別に算定するための科学的根拠は、
いまだに十分には整っていないため今後の研究が進むことが期待されています。
なので、色々な所で言われる2.5Lや1.5Lは食物中に含まれる水分を含んだり、
そうじゃなかったりと欧米数値を参照しているに過ぎないようですね。ありがちです。。。
ただ、生態学的に水分をとって腸から吸収される量は100~130mlなんだそう。
一度に多くとっても吸収されずに尿から殆どが排泄されるので、
少量を適度にとるほうがカラダに有効に吸収されるということですね。
長くなりましたが、ここで纏めますね。
常温の水を飲むと、代謝がアップすることが理解いただけると思います。
また水を飲むことで、筋肉にしっかりと血液が送り込まれて効率よく筋肉量も増えます。
そして筋肉量が増えると基礎代謝量も増え、エネルギーが作りやすい体質になりますね。
血液がドロドロしている状態は脂肪や糖などが血液中に大量に存在し、スムーズに流れない状態です。
血液は酸素を運んでいるので、血液の流れが悪くなると細胞に酸素がいかず、
免疫力の低下、脳や内臓の機能の低下などを引き起こすことになります。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞をも引き起こしやすくなりますよね。
水を飲むとトイレに行く回数が増えるので老廃物が排泄され、血液もサラサラになります。
最後になりますが、水分の種類は「水」「ハーブティー」などと定義されています。
ハーブティーもカフェインが入っていないもの。
カフェインはカラダに必要な水分も利尿してしまうので
ノンカフェ飲料が最近流行しているのは
水分を無駄にしない!
ということが目的なはずです。
特にビタミンやミネラルを多く含むハーブティーは
水分摂取には一番ベストな飲料といえるのではないでしょうか。
私たちのカラダは常に代謝しているので
ビタミンやミネラルは随時活用されているわけです
ぜひ、意識して水分をとってみてくださいね。
長文になりましたが、読んで下さった方から
最近は特に感想を頂く事が多くなりましたので
今回もぜひメッセージをくださいね。
先着順で5名様に私(いわはし)がプロデュースした八女美茶(ビューティー)をプレゼント致します!
お待ちしていまーす!
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