814-0002 福岡市早良区西新
営業時間 / 10:00〜16:00 休講日 / 土・日・祝日
沖縄とレモングラスの思い出
私が最初にハーブと出会った記憶は、
多分、東京で体調を壊すずっとずっと以前のこと。
その地は沖縄。
そして、出会ったハーブこそ「レモングラス」なのでした。
よく講座やセミナー、
あるいは教室で生徒に向けて、
あるいは、打ち合わせの時の相手に対し、
「沖縄」の言葉がトリガーとなって一気に思い出話をしてしまうことがあります。
今風にいえば、「沖縄をディスる」。
思いが溢れる、まさにそんな感じ。
その時の話をこれからしようと思うのですが、五感を使って想像しながら読んで頂けると嬉しいです。
前職のころ、それこそ20年以上前ですが、
九州・沖縄担当の私は、システムが新しくなるたびに
各地に飛んでシステム講習を行う日々。
沖縄に初めて向かうときの気持ちは
ドキドキワクワクでしたよ、それはもう。めんそーれ。
今なら、とても楽しめたはず。
沖縄の歴史やハーブや何より沖縄の海人(うみんちゅ)たちの心の豊かさ。
若かった私は、当初どうしても湿度や時間に対する感覚、
風習(とりわけ食べる時間帯)に馴染めず、
どちらかというと、嫌いな土地でした。笑(一方的です、完全に)
講習を実施するときも、10時からスタートなのに、
全員が揃うのはたいてい11時すぎ。
特に沖縄を発つ日は気が気ではなかったわ。
飛行機搭乗の時間までは絶対に気を抜けなかったし。
「しのぶちゃん。沖縄に来るたび私は胃が痛い。」
―しのぶちゃんとは、当初沖縄のフランチャイズ店舗で一番売り上げがよかったサロンの筆頭事務方。
石垣出身の目がくるっとして、しっかりもの。
「朝山さん、大変ね。」と困った顔の忍ちゃん。(ちなみに、朝山、は私の旧姓。)
「だからさ。」と、当時サロンのオーナーであるチーフ。
「だからよ。」と、また別のサロンのチーフ。
「で、あるわけよ。」と他のチーフたち。
何、その毎度の決まり台詞。( ;∀;)
「胃が痛い・・・」
・・・と、オーナーチーフが
「朝山ちゃん、ちょっと待ってて。」
・・と、ハサミを手に、ベランダに出ていくわけです。
そして、しばらくすると、手に何か草のようなものを3,4本持って戻ってきました。
それから、キッチンの方にいき、お湯とガラスのティーポットを持って現れる。
ジョキ、ジョキ、ジョキ・・・。
さっき、ベランダから持ってきた草をハサミで切り刻んで
ガラスポットにそのまま滑らせる。
そして、ポットに沸かしたてのお湯を注ぎ入れて蓋をして・・・
その「手際の良さ」に驚きながらも、
どんどんエメラルドグリーンに変化していくティーポットのお茶の色に目が釘付けになった私。
そして、しばらくたって、ガラスのティーカップに並々と注がれた鮮やかなグリーンカラーのティーが目の前に。
「チーフ、何?これ。」
「レモングラスよ。ハーブ。沖縄ではよく飲むよ。」
凄くいい香り。
「えー、すごーい。綺麗!感動!」
「胃痛に効くよ。朝山ちゃん、食べすぎじゃない?」
・・・ちがーう。「胃の痛さ」の意味がちがーう。
なんで~???
でも、口にしたレモングラスが美味しかったのは今でも覚えています。
今では、苦手なハーブのひとつだけど、
このレモングラスと沖縄は、きっとハーブの仕事をしている私の原風景なんだろうと思う。
沖縄には、ローゼルや月桃、フーチバー、うっちん、クミスクチンなどのハーブの宝庫。
近いうちにハーブ巡りしたいと思っています。
チーフたち、何してるかな。(#^.^#)
会えるといいな。
@LINEでひだまりハーブガーデンのお友達になりませんか?
初めてさんのハーブ体験講座はこちらから
インスタグラムもフォローお願いします!
24/04/20
24/03/18
TOP
私が最初にハーブと出会った記憶は、
多分、東京で体調を壊すずっとずっと以前のこと。
その地は沖縄。
そして、出会ったハーブこそ「レモングラス」なのでした。
よく講座やセミナー、
あるいは教室で生徒に向けて、
あるいは、打ち合わせの時の相手に対し、
「沖縄」の言葉がトリガーとなって一気に思い出話をしてしまうことがあります。
今風にいえば、「沖縄をディスる」。
思いが溢れる、まさにそんな感じ。
その時の話をこれからしようと思うのですが、五感を使って想像しながら読んで頂けると嬉しいです。
前職のころ、それこそ20年以上前ですが、
九州・沖縄担当の私は、システムが新しくなるたびに
各地に飛んでシステム講習を行う日々。
沖縄に初めて向かうときの気持ちは
ドキドキワクワクでしたよ、それはもう。めんそーれ。
今なら、とても楽しめたはず。
沖縄の歴史やハーブや何より沖縄の海人(うみんちゅ)たちの心の豊かさ。
若かった私は、当初どうしても湿度や時間に対する感覚、
風習(とりわけ食べる時間帯)に馴染めず、
どちらかというと、嫌いな土地でした。笑(一方的です、完全に)
講習を実施するときも、10時からスタートなのに、
全員が揃うのはたいてい11時すぎ。
特に沖縄を発つ日は気が気ではなかったわ。
飛行機搭乗の時間までは絶対に気を抜けなかったし。
「しのぶちゃん。沖縄に来るたび私は胃が痛い。」
―しのぶちゃんとは、当初沖縄のフランチャイズ店舗で一番売り上げがよかったサロンの筆頭事務方。
石垣出身の目がくるっとして、しっかりもの。
「朝山さん、大変ね。」と困った顔の忍ちゃん。(ちなみに、朝山、は私の旧姓。)
「だからさ。」と、当時サロンのオーナーであるチーフ。
「だからよ。」と、また別のサロンのチーフ。
「で、あるわけよ。」と他のチーフたち。
何、その毎度の決まり台詞。( ;∀;)
「胃が痛い・・・」
・・・と、オーナーチーフが
「朝山ちゃん、ちょっと待ってて。」
・・と、ハサミを手に、ベランダに出ていくわけです。
そして、しばらくすると、手に何か草のようなものを3,4本持って戻ってきました。
それから、キッチンの方にいき、お湯とガラスのティーポットを持って現れる。
ジョキ、ジョキ、ジョキ・・・。
さっき、ベランダから持ってきた草をハサミで切り刻んで
ガラスポットにそのまま滑らせる。
そして、ポットに沸かしたてのお湯を注ぎ入れて蓋をして・・・
その「手際の良さ」に驚きながらも、
どんどんエメラルドグリーンに変化していくティーポットのお茶の色に目が釘付けになった私。
そして、しばらくたって、ガラスのティーカップに並々と注がれた鮮やかなグリーンカラーのティーが目の前に。
「チーフ、何?これ。」
「レモングラスよ。ハーブ。沖縄ではよく飲むよ。」
凄くいい香り。
「えー、すごーい。綺麗!感動!」
「胃痛に効くよ。朝山ちゃん、食べすぎじゃない?」
・・・ちがーう。「胃の痛さ」の意味がちがーう。
なんで~???
でも、口にしたレモングラスが美味しかったのは今でも覚えています。
今では、苦手なハーブのひとつだけど、
このレモングラスと沖縄は、きっとハーブの仕事をしている私の原風景なんだろうと思う。
沖縄には、ローゼルや月桃、フーチバー、うっちん、クミスクチンなどのハーブの宝庫。
近いうちにハーブ巡りしたいと思っています。
チーフたち、何してるかな。(#^.^#)
会えるといいな。
@LINEでひだまりハーブガーデンのお友達になりませんか?
初めてさんのハーブ体験講座はこちらから
インスタグラムもフォローお願いします!