814-0002 福岡市早良区西新
営業時間 / 10:00〜16:00 休講日 / 土・日・祝日
「ローズマリー」夏のベストな活用法
毎年のように、暑さが更新されていきますね。
庭で草むしりをしていて、命に危険を感じるこの夏。気になるのはやはり厳しい紫外線。 そんな紫外線を気にしつつ、今夏は講座の合間合間に色々な所へ出向いて旅しています。
少し遡りますと、今年の梅雨も例年通り、湿気が高くて不快に感じることもありましたが、
雨の日の窓から見える庭先のハーブたちのグリーンカラーに心躍る事が多く梅雨はハーブを仕事にする頃から嫌いではなくなりました。 ここ数か月、机に向かって執筆する仕事が多くなりハーブたちの新しい使い方を成分の視点で考える時間も増えています。
そんな中、本日のタイトルにもなりますが、「ローズマリー」の使い方についていただいた問合せに丁寧にキーボードを叩いているうちに、せっかくならブログにもアップしておこうと思い立った次第。しっかりローズマリーの魅力に迫ります。
まずは西洋ハーブについて、少しお話したいと思います。 このブログに辿り着いてくださった皆様はもしかしたら既にハーブとは何ぞや?はご存じの方も多いでしょう。 教室の受講生でも、何度も目にすることでしっかり理解していく事ができているので、 こちらでもおさらいしておきます。
日常的にハーブといえば「西洋ハーブ」をさします。 西洋ハーブは、古くから欧州諸国で医療に使われてきた歴史があります。もちろん現代においても、その効き目や安全性は科学的にも評価されており、欧州では様々な西洋ハーブが医薬品として承認されています。
私たち日本人にとって西洋ハーブは、ハーブティーなどの飲み物や、食用、観賞用、アロマテラピーなどの目的で使用されるシーンが多いのですが、一部のハーブは日本でもOTC医薬品の成分として使われています。 日本では口に入れるものは「健康に良いもの」が前提で、大きく2つ「医薬品」と「食品」に分けられていますが、ハーブは食品に分類されているのに対し、欧州ではハーブは医薬品や食品とは区別され限りなく医薬品に近い存在となっています。
コロナ禍でドイツ、オーストラリア、カナダ、イギリス、フランス各国からオンライン上で講座に参加くださった皆様(日本人です)から情報収集をさせていただくことで、世界のハーブに対する向き合い方の違いを目の当たりにすることになりました。机上の知識が腑に落ちたことはとても貴重な経験です。
話を戻しますと、西洋ハーブは日本では料理のレシピに多く登場しますが、まだまだ活用の多様性には至っていないようです。但し、広義ではハーブは果物、野菜、キノコ類も含みます。いわば食卓に上るもの、健康増進のために口に入れる植物、菌類すべてをさしているので、私たちは生まれた時からハーブを身近なものとして取り入れているんですね。
ローズマリーは公園や庭先、マンションの植え込み、教会など様々な所でみかけます。 私の自宅にも駐車場と屋上のバルコニーで育てていますが、とにかく成長著しく放っておいてもすくすく育ってくれています。(元来ハーブはそういうものです) あまり放置しておくと、木化していくのでたまに切りこんでキッチンに持ち込んだり、講座でたっぷり使っています。 料理にも使いますが、ハーブティーを淹れるときに葉をひとつ、ちぎって香りを引き出して好みのハーブティーとともに熱湯を注ぎます。リラックスしたい時のteaには合いませんがリフレッシュや気合?をいれたい時のハーブティーにピッタリ。血流が促進されるのを体感できると思います。但し、高血圧や癲癇をお持ちの方は使用は控えた方が良さそうです。
ローズマリーはシソ科で多年草。含まれている成分から「抗酸化のハーブ」と言われています。 有名な逸話として、ハンガリーの70歳の王妃がリウマチのために作らせたハンガリアンウォーター(ローズマリーを蒸留酒でつけ込んだもの)で体調を回復したとされ、しかも若返って20代のポーランド王から求婚された、と言う説が一般的に広く知られています。講義では私の個人的な意見(この時代は政略結婚が主流だったはずなので、若返ったから求婚されたなんてことはあり得ないと思う)と付け加えています。笑
ローズマリーは地中海沿岸が原産。冬は温暖で雨が多く、夏は高温で乾燥するのが特徴の気候です。でも、日本でも問題なくすくすくと育ちます。たまに、枯れてしまうという方がいますが、葉が黄色になる場合は大抵水のやりすぎが原因だったりします。水やりは夏の暑い時期を除けばあまり必要がない位。特に地植えの場合は殆ど水やりは要らないでしょう。 ローズマリーは年間のうち何度も花を開花させます。私の庭のローズマリーは薄青色の花びら(下記画像)ですが、開花したら、よく摘み取って口にします。爽やかな味が広がって、とても生命力を感じる事ができるので癖になっています。
そして、サラダに散らしたり、ゼリーやパンナコッタなどのスイートにも飾りとしてエイディブルフラワーとしても大活躍です。葉だけではない楽しみ方もできるハーブですね。
涼しくなりかけているとはいっても、日中はまだまだ気温は高めです。 植物たちも育ちざかり。もちろん雑草も(雑草という名前の草はない!と言われそうですが。。)益々元気! 少し前には、まったく姿を見せなかった「蚊」が最近猛威を振るい始めました。笑 そこで、ローズマリーの忌避作用を利用して蚊取り線香とのコラボ活用法をご紹介します。
ローズマリーには忌避作用とされる精油成分が多く含有されています。 1.8シネオールなどは特に有名。このローズマリーを蚊取り線香のかごに敷き詰めて〇〇チョーの蚊取り線香に火を点けてローズマリーに乗せるだけ。ローズマリーは水分含有率も低いのでフレッシュでも香り成分は漂います。 煙ではなく香り(精油)成分が大事なので、このやり方は効果的です。
もうずっと前から活用している方法で、自分では当たり前のようになっていました。 少なくとも蚊は寄ってきません。但し風の向きに気を付けて。風上に立たないように・・・・
この画像ではローズマリーの他にレモンユーカリを使っています。 ご自宅にあるハーブ(レモングラス、ゼラニウム、ラベンダー、ローレルなど)を使ってお試しくださいね。
また乾燥させたローズマリーなどを細かく粉砕して、タブ粉(たぶの木)を使って自分でオリジナルのハーブ線香を作ることもできます。今はインターネットでいろいろな先生が作り方をアップしていらっしゃるので、参考にして作ってみるのもいいですね。
昨日、教室で受講生の皆様がつくったモイストポプリをごらんください。 ローズマリーが塩により水分を奪われる事で香りが凝縮されます。
最後はローズマリーのティーをどうぞ。
@LINEでひだまりハーブガーデンのお友達になりませんか?
インスタでの情報配信もぜひ!
初めてさんのハーブ体験講座はこちらから
動画配信(YouTube)不定期すぎますが良かったらご登録ください。⇓⇓
24/08/25
24/08/17
TOP
毎年のように、暑さが更新されていきますね。
庭で草むしりをしていて、命に危険を感じるこの夏。気になるのはやはり厳しい紫外線。
そんな紫外線を気にしつつ、今夏は講座の合間合間に色々な所へ出向いて旅しています。
少し遡りますと、今年の梅雨も例年通り、湿気が高くて不快に感じることもありましたが、
雨の日の窓から見える庭先のハーブたちのグリーンカラーに心躍る事が多く梅雨はハーブを仕事にする頃から嫌いではなくなりました。
ここ数か月、机に向かって執筆する仕事が多くなりハーブたちの新しい使い方を成分の視点で考える時間も増えています。
そんな中、本日のタイトルにもなりますが、「ローズマリー」の使い方についていただいた問合せに丁寧にキーボードを叩いているうちに、せっかくならブログにもアップしておこうと思い立った次第。しっかりローズマリーの魅力に迫ります。
西洋ハーブとは
まずは西洋ハーブについて、少しお話したいと思います。
このブログに辿り着いてくださった皆様はもしかしたら既にハーブとは何ぞや?はご存じの方も多いでしょう。
教室の受講生でも、何度も目にすることでしっかり理解していく事ができているので、
こちらでもおさらいしておきます。
日常的にハーブといえば「西洋ハーブ」をさします。
西洋ハーブは、古くから欧州諸国で医療に使われてきた歴史があります。もちろん現代においても、その効き目や安全性は科学的にも評価されており、欧州では様々な西洋ハーブが医薬品として承認されています。
私たち日本人にとって西洋ハーブは、ハーブティーなどの飲み物や、食用、観賞用、アロマテラピーなどの目的で使用されるシーンが多いのですが、一部のハーブは日本でもOTC医薬品の成分として使われています。
日本では口に入れるものは「健康に良いもの」が前提で、大きく2つ「医薬品」と「食品」に分けられていますが、ハーブは食品に分類されているのに対し、欧州ではハーブは医薬品や食品とは区別され限りなく医薬品に近い存在となっています。
コロナ禍でドイツ、オーストラリア、カナダ、イギリス、フランス各国からオンライン上で講座に参加くださった皆様(日本人です)から情報収集をさせていただくことで、世界のハーブに対する向き合い方の違いを目の当たりにすることになりました。机上の知識が腑に落ちたことはとても貴重な経験です。
話を戻しますと、西洋ハーブは日本では料理のレシピに多く登場しますが、まだまだ活用の多様性には至っていないようです。但し、広義ではハーブは果物、野菜、キノコ類も含みます。いわば食卓に上るもの、健康増進のために口に入れる植物、菌類すべてをさしているので、私たちは生まれた時からハーブを身近なものとして取り入れているんですね。
ローズマリーは「抗酸化のハーブ」
ローズマリーは公園や庭先、マンションの植え込み、教会など様々な所でみかけます。
私の自宅にも駐車場と屋上のバルコニーで育てていますが、とにかく成長著しく放っておいてもすくすく育ってくれています。(元来ハーブはそういうものです)
あまり放置しておくと、木化していくのでたまに切りこんでキッチンに持ち込んだり、講座でたっぷり使っています。
料理にも使いますが、ハーブティーを淹れるときに葉をひとつ、ちぎって香りを引き出して好みのハーブティーとともに熱湯を注ぎます。リラックスしたい時のteaには合いませんがリフレッシュや気合?をいれたい時のハーブティーにピッタリ。血流が促進されるのを体感できると思います。但し、高血圧や癲癇をお持ちの方は使用は控えた方が良さそうです。
ローズマリーはシソ科で多年草。含まれている成分から「抗酸化のハーブ」と言われています。
有名な逸話として、ハンガリーの70歳の王妃がリウマチのために作らせたハンガリアンウォーター(ローズマリーを蒸留酒でつけ込んだもの)で体調を回復したとされ、しかも若返って20代のポーランド王から求婚された、と言う説が一般的に広く知られています。講義では私の個人的な意見(この時代は政略結婚が主流だったはずなので、若返ったから求婚されたなんてことはあり得ないと思う)と付け加えています。笑
ローズマリーは育てやすい!
ローズマリーは地中海沿岸が原産。冬は温暖で雨が多く、夏は高温で乾燥するのが特徴の気候です。でも、日本でも問題なくすくすくと育ちます。たまに、枯れてしまうという方がいますが、葉が黄色になる場合は大抵水のやりすぎが原因だったりします。水やりは夏の暑い時期を除けばあまり必要がない位。特に地植えの場合は殆ど水やりは要らないでしょう。
ローズマリーは年間のうち何度も花を開花させます。私の庭のローズマリーは薄青色の花びら(下記画像)ですが、開花したら、よく摘み取って口にします。爽やかな味が広がって、とても生命力を感じる事ができるので癖になっています。
そして、サラダに散らしたり、ゼリーやパンナコッタなどのスイートにも飾りとしてエイディブルフラワーとしても大活躍です。葉だけではない楽しみ方もできるハーブですね。
忌避作用を利用した活用法
涼しくなりかけているとはいっても、日中はまだまだ気温は高めです。
植物たちも育ちざかり。もちろん雑草も(雑草という名前の草はない!と言われそうですが。。)益々元気!
少し前には、まったく姿を見せなかった「蚊」が最近猛威を振るい始めました。笑
そこで、ローズマリーの忌避作用を利用して蚊取り線香とのコラボ活用法をご紹介します。
ローズマリーには忌避作用とされる精油成分が多く含有されています。
1.8シネオールなどは特に有名。このローズマリーを蚊取り線香のかごに敷き詰めて〇〇チョーの蚊取り線香に火を点けてローズマリーに乗せるだけ。ローズマリーは水分含有率も低いのでフレッシュでも香り成分は漂います。
煙ではなく香り(精油)成分が大事なので、このやり方は効果的です。
もうずっと前から活用している方法で、自分では当たり前のようになっていました。
少なくとも蚊は寄ってきません。但し風の向きに気を付けて。風上に立たないように・・・・
この画像ではローズマリーの他にレモンユーカリを使っています。
ご自宅にあるハーブ(レモングラス、ゼラニウム、ラベンダー、ローレルなど)を使ってお試しくださいね。
また乾燥させたローズマリーなどを細かく粉砕して、タブ粉(たぶの木)を使って自分でオリジナルのハーブ線香を作ることもできます。今はインターネットでいろいろな先生が作り方をアップしていらっしゃるので、参考にして作ってみるのもいいですね。
昨日、教室で受講生の皆様がつくったモイストポプリをごらんください。
ローズマリーが塩により水分を奪われる事で香りが凝縮されます。
最後はローズマリーのティーをどうぞ。
@LINEでひだまりハーブガーデンのお友達になりませんか?
インスタでの情報配信もぜひ!
初めてさんのハーブ体験講座はこちらから
動画配信(YouTube)不定期すぎますが良かったらご登録ください。⇓⇓