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ハーブってなあに?― 基本知識編 ―
ハーブは最近では、多くの方たちが知る存在となりました。
とくに、新型コロナウィルスの影響でハーブティーショップの店頭から数種類のハーブが完売となってしまうほど、
しっかり調べて活用される方も増えてきています。
ただし、まだまだティー以外の活用法は普及されているとはいえません。
この数か月、問い合わせも多かったことやハーブに興味を持つ方たちが増えているために
ハーブの基本的なことから知っていただくページを作成しました。
ハーブには興味があるけど、ティー以外にどんな使い方があるの?
ティーと料理に使うハーブは同じもの?
ハーブに興味があるけど、何となくしか理解していない・・
今更、人には聞けないし・・・
そんな皆様も大丈夫!
まずは、上手にそして簡単に活用していくために、正しい知識を身につけておきましょう。
ハーブとは「薬草」や「香草」と邦訳されます。
料理や浴用など人間ははるか昔から私達の健康や生活に役立てるためにハーブを使ってきました。
「薬草」といえば「薬効のある草」であり、「香草」といえば「香りのある草」です。
なかでも特に「美容」や「健康」に役立てられてきたハーブを「メディカルハーブ」と呼び、さまざまな場面で活用されてきました。
ハーブを簡単にしかもじょうずに使うためには、ちょっとした知識、コツがポイントになります。
ハーブの特徴をちょっと理解するだけで、自分の必要に応じて簡単にチョイスできるようになりますよ。ぜひ、体調やライフスタイルに合わせ使いこなしていってくださいね。
ハーブを活用するために重要なポイントは、ハーブに含まれている成分を知る事です。
といっても、フラボノイドの〇〇、アルカロイドの▲▲などといった細かい事ではなく、ここでは成分の大きな特徴についてお伝えしたいと思います。
ハーブ(植物)を始め、私達人間や動物を含む生物の一番の大敵は「紫外線」になります。
但し、敵としつつも、この紫外線は殺菌作用など一部有用な働きもするわけです。
この紫外線、浴びすぎると「活性酸素」を沢山作り出して、私達の細胞を攻撃!つまり酸化=老化に大きな原因となります。
私達は、紫外線防止のクリームや日傘、帽子、サングラスなどで何とか食い止めようとすることができますが、
植物はそんな事ができません。さらに、自分が生きていく場所を自分で選べません。
そこで、自分のカラダを守るために様々な成分を作り出しているのです。
それが「植物化学(フィトケミカル)成分」と呼ばれるもので、
フラボノイドやタンニン、精油、粘液質(食物繊維)や苦味質、
また植物自体は作らないですが、土壌から吸い上げてカラダに蓄えるビタミンやミネラルがあります。
それぞれに、ちゃんと意味がある成分たち。
例えばフラボノイド成分は紫外線のダメージからハーブ自身を守る「色」の成分です。
要はサングラスのような役割をします。
ティーの水色(すいしょく)の黄色や茶色、赤、緑など、
その多くが、フラボノイド成分、あるいはカロテノイドになります。
色にも深い意味があるのですが、今回はそこは割愛させて頂きます。(また別の機会に。。。。)
害虫などからカラダを守るためには、苦味あるいはタンパク質を固めるなどの成分があります。(苦味は自然界の毒のシグナル、酸味は腐敗のシグナルといわれています。)
こうして、誰の助けもかりる事なく自分のカラダは自分で守る。
そんなパワフルな植物たち。
私達はその抗酸化成分を植物から自然の恵みとしていただいています。そう、あらためて、
植物化学成分とは、植物が種の存続のため、自分のカラダを守るために作り出す成分、ということになります。
そして、そんなハーブの性質で、もうひとつ大事な要素として、
水に溶けやすい水溶性の成分なのか、そうではない不溶性の成分なのかによって
活用方法も違ってくるのです。
殆どのハーブは「水溶性」の成分を多く含むため、とりあえず簡単な取り方としては、
「ハーブティー」で飲んで頂くといいでしょう。
まずは、手っ取り早くハーブの成分をカラダに取り入れる事ができるハーブティー。
ハーブティーは次の方法で淹れてみてください。
1. 茶葉はティースプーン1杯 ※1(花、葉は大盛、硬い根っこや種子は軽く。)
2. 茶葉がホール(まるごと)の場合は、ここで細かく砕きます ※2
3. なるべく熱いお湯(熱湯100℃)を使うこと ※3 4. コップ1杯分(約150~180ml)で抽出すること 5. 3〜10分蒸らすこと ※4 6. できれば蓋をすること ※5
7. カップに注ぐ前に、軽くポット内のハーブティーをマドラーなどで混ぜて注ぎます
▶※印の注意点について
※1 グラム数でも使用する部位によって量がまったく違ってきます。花や葉はかさばるために多めの量に見えます。また根や種子は詰まっているので重く少量です。
※2 粉砕することで、ハーブの有効成分が抽出しやすくなります。また酸化を防ぐためにできるだけ飲む前に粉砕しましょう。
※3 植物は熱湯で成分が抽出されます。但しカフェインやタンニン(渋味)が気になる場合は、60度程度の湯または水出しをお薦めします。
※4 花や葉は3分、根や種子は5~10分十分に蒸らすことが大事です。
※5 ハーブの成分のひとつに精油(香り)成分があります。
熱で蒸気中に含まれますので、蓋をして香りを閉じ込めて、飲むときにティーと一緒に取り入れましょう。
この方法を基本にして、その日のご自身、またご家族の気持ちや体調にあわせて、茶葉の種類や量を調整し、おいしく飲める濃さで楽しんでみてください。
ハーブティーの淹れ方を動画にしています。こちらもご参考にしてくださいね。
ちなみに、私の場合、どうしても体調に寄り添った成分メインの淹れ方になるので、決して美味しくはないのですが、
それでもカラダやココロがとても喜んでいるのを感じます。
ハーブティーというと、途端に「なにに効きますか?」と言われることも多く「効果 ・効能」に目がいきがちですが、「お茶をたのしむ時間を過ごす」というのも、とてもたいせつなことです。お気に入りのティーポットやカップ、スイートなどを用意して、ゆったりとした時間を過ごせるようなライフスタイルをつくっていきましょう。
ハーブティーは次のことに気をつけてください
1.アレルギーがある場合は該当するハーブを避けること ※キク科、ブタクサ、イネ科、バラ科、シソ科、などには注意が必要です。 2. 妊娠中、授乳中は婦人科に影響するハーブを避けること 3. ちいさなお子さん、ご高齢の方は様子を見ながら利用すること
4. 医薬品を利用している場合は、かかりつけの主治医や薬剤師に相談すること 日本でのハーブの扱いは、食品(飲料)です。よって、ハーブに関しては、安全性の高いものがほとんどなので、安心してお楽しみいただけます。ただし、ハーブは野菜などとおなじように、食物アレルギーや飲みあるいは食べ合わせなどがあるので、ちょっとでも不快に感じたりしたら使用を中止して、自分自身の体質や体調に様子を見ながら使っていくことが大事になります。
ハーブには次の5つの働きが期待されています。 1. 抗酸化作用
前述しましたが、植物は自分のカラダを守るために色々な成分を持っています。特に得意なのは、抗酸化作用です。
2. 生体防御機能調整作用
私たちのカラダには「自律神経系」「免疫系」「内分泌系」のバランスを保つことで健康を維持する機能がもともと備わっています。ハーブはその機能を保とうとすることがとても得意で、鎮静や鎮痛、免疫賦活作用などがあります。 3. 抗菌・抗ウイルス作用 植物が病原菌から自分のカラダを守るために持つ作用をいいます。私たち人間はそのままこの作用を応用してアロマ療法に使ったり、忌避作用を活用します。
4. 薬理作用
薬と同じような作用をいい、消炎、鎮痛、鎮痙作用などがあります。この作用が医薬品にも応用されています。
5. 栄養素の補給 ビタミン・ミネラルや食物繊維などを供給する働きになります。
これらの作用は、前述している「植物が、自分自身を守るために、植物自身で作り出した植物化学(フィトケミカル)成分を人間がうまく活用している」ということになります。ハーブは多種多様な成分が含まれているため、その作用はそれぞれ異なります。
また気を付けることとして、百人いれば百人のハーブの選び方があるということ。必ず「皆にとっておなじように作用する」とは限りません。それぞれの嗜好性、生きてきた中での記憶などで異なってくるということです。
使い方の中で、もっともなじみがあるのは「ハーブティー」ですね。これはハーブに含まれている水溶性の成分を、水(お湯)に出して、私たちが消化→吸収しやすいカタチに「製剤」している、ということになります。文章にすると「???」ですが、「ハーブティーを飲む」ということも、実はハーブの植物化学成分を取り入れている事になります。このようにして、目的に応じてハーブをじょうずに生活の中に取り入れてくださいね。
人生を素晴らしいものにするために、私たちは人の手をかりずに健康であることが一番大事だということを既に知っています。だからこそ、近年、元気であり続ける、カラダを良い状態にキープしておくために多くのかたが意識していろいろな事に積極的に取り組んでいます。
無理なく心地よいと思える流れの中で、睡眠、食事、運動をバランスよく取り入れて、自分にあったライフスタイルを送りたいですね。ライフスタイルは、年齢、仕事、季節、時代にあわせて、無理がないように柔軟に変えていくようにすると良いですね。
目的は「カラダのバランスを良い状態にすること」であり、ライフスタイルはその手段に過ぎないということを決して忘れてはいけません。流行、周りの人、メディアなどの情報に迷わされることなく、自分自身が心地よさを感じる、のびのびとした生活を心がけましょう。
ハーブに含まれている植物化学(フィトケミカル)成分は、わたしたちのココロとカラダのバランスを整えてくれる働きをもっているので、ぜひ心地よいライフスタイルにするための「栄養・運動・休養」のサポートにチョイスして頂けると嬉しいです。
たとえば、胃腸の調子が悪い時は、スッとした清涼感のあるペパーミントや優しいフェンネルの香りや味が不調を整えてくれます。このように、日々の体調や体質にあわせて、ぜひ「セルフケア」で活用ください。 ココロが穏やかで笑顔で過ごす毎日こそが、豊かなQOLといえるでしょう。
皆様、素敵なハーバルライフを。
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24/11/30
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– ハーブのきほん知識 –
ハーブは最近では、多くの方たちが知る存在となりました。
とくに、新型コロナウィルスの影響でハーブティーショップの店頭から数種類のハーブが完売となってしまうほど、
しっかり調べて活用される方も増えてきています。
ただし、まだまだティー以外の活用法は普及されているとはいえません。
この数か月、問い合わせも多かったことやハーブに興味を持つ方たちが増えているために
ハーブの基本的なことから知っていただくページを作成しました。
ハーブには興味があるけど、ティー以外にどんな使い方があるの?
ティーと料理に使うハーブは同じもの?
ハーブに興味があるけど、何となくしか理解していない・・
今更、人には聞けないし・・・
そんな皆様も大丈夫!
まずは、上手にそして簡単に活用していくために、正しい知識を身につけておきましょう。
ハーブとは「薬草」や「香草」と邦訳されます。
料理や浴用など人間ははるか昔から私達の健康や生活に役立てるためにハーブを使ってきました。
「薬草」といえば「薬効のある草」であり、「香草」といえば「香りのある草」です。
なかでも特に「美容」や「健康」に役立てられてきたハーブを「メディカルハーブ」と呼び、さまざまな場面で活用されてきました。
ハーブを簡単にしかもじょうずに使うためには、ちょっとした知識、コツがポイントになります。
ハーブの特徴をちょっと理解するだけで、自分の必要に応じて簡単にチョイスできるようになりますよ。ぜひ、体調やライフスタイルに合わせ使いこなしていってくださいね。
ハーブを活用するために重要なポイントは、ハーブに含まれている成分を知る事です。
といっても、フラボノイドの〇〇、アルカロイドの▲▲などといった細かい事ではなく、ここでは成分の大きな特徴についてお伝えしたいと思います。
ハーブ(植物)を始め、私達人間や動物を含む生物の一番の大敵は「紫外線」になります。
但し、敵としつつも、この紫外線は殺菌作用など一部有用な働きもするわけです。
この紫外線、浴びすぎると「活性酸素」を沢山作り出して、私達の細胞を攻撃!つまり酸化=老化に大きな原因となります。
私達は、紫外線防止のクリームや日傘、帽子、サングラスなどで何とか食い止めようとすることができますが、
植物はそんな事ができません。さらに、自分が生きていく場所を自分で選べません。
そこで、自分のカラダを守るために様々な成分を作り出しているのです。
それが「植物化学(フィトケミカル)成分」と呼ばれるもので、
フラボノイドやタンニン、精油、粘液質(食物繊維)や苦味質、
また植物自体は作らないですが、土壌から吸い上げてカラダに蓄えるビタミンやミネラルがあります。
それぞれに、ちゃんと意味がある成分たち。
例えばフラボノイド成分は紫外線のダメージからハーブ自身を守る「色」の成分です。
要はサングラスのような役割をします。
ティーの水色(すいしょく)の黄色や茶色、赤、緑など、
その多くが、フラボノイド成分、あるいはカロテノイドになります。
色にも深い意味があるのですが、今回はそこは割愛させて頂きます。(また別の機会に。。。。)
害虫などからカラダを守るためには、苦味あるいはタンパク質を固めるなどの成分があります。(苦味は自然界の毒のシグナル、酸味は腐敗のシグナルといわれています。)
こうして、誰の助けもかりる事なく自分のカラダは自分で守る。
そんなパワフルな植物たち。
私達はその抗酸化成分を植物から自然の恵みとしていただいています。そう、あらためて、
植物化学成分とは、植物が種の存続のため、自分のカラダを守るために作り出す成分、ということになります。
そして、そんなハーブの性質で、もうひとつ大事な要素として、
水に溶けやすい水溶性の成分なのか、そうではない不溶性の成分なのかによって
活用方法も違ってくるのです。
殆どのハーブは「水溶性」の成分を多く含むため、とりあえず簡単な取り方としては、
「ハーブティー」で飲んで頂くといいでしょう。
まずは、手っ取り早くハーブの成分をカラダに取り入れる事ができるハーブティー。
ハーブティーは次の方法で淹れてみてください。
1. 茶葉はティースプーン1杯 ※1(花、葉は大盛、硬い根っこや種子は軽く。)
2. 茶葉がホール(まるごと)の場合は、ここで細かく砕きます ※2
3. なるべく熱いお湯(熱湯100℃)を使うこと ※3
4. コップ1杯分(約150~180ml)で抽出すること
5. 3〜10分蒸らすこと ※4
6. できれば蓋をすること ※5
7. カップに注ぐ前に、軽くポット内のハーブティーをマドラーなどで混ぜて注ぎます
▶※印の注意点について
※1 グラム数でも使用する部位によって量がまったく違ってきます。花や葉はかさばるために多めの量に見えます。また根や種子は詰まっているので重く少量です。
※2 粉砕することで、ハーブの有効成分が抽出しやすくなります。また酸化を防ぐためにできるだけ飲む前に粉砕しましょう。
※3 植物は熱湯で成分が抽出されます。但しカフェインやタンニン(渋味)が気になる場合は、60度程度の湯または水出しをお薦めします。
※4 花や葉は3分、根や種子は5~10分十分に蒸らすことが大事です。
※5 ハーブの成分のひとつに精油(香り)成分があります。
熱で蒸気中に含まれますので、蓋をして香りを閉じ込めて、飲むときにティーと一緒に取り入れましょう。
この方法を基本にして、その日のご自身、またご家族の気持ちや体調にあわせて、茶葉の種類や量を調整し、おいしく飲める濃さで楽しんでみてください。
ハーブティーの淹れ方を動画にしています。こちらもご参考にしてくださいね。
ちなみに、私の場合、どうしても体調に寄り添った成分メインの淹れ方になるので、決して美味しくはないのですが、
それでもカラダやココロがとても喜んでいるのを感じます。
ハーブティーの飲み方をご紹介します。
1. 温かいティーだけでなく、カップから立ちのぼる香りも一緒に楽しみましょう。
2. ハーブティーを淹れるまで、注ぐときの音や香りや味、そしてティーの水色(すいしょく)など五感で感じてみましょう。
3. 1日3回、1杯ずつを飲みましょう。※1
4. その都度、ハーブティーを淹れましょう。※2
5. 2週間(14日)は続けて様子を見ること ※3
代謝する時間を考慮すると大体3~6時間は体内にとどまっていますので、飲むタイミングは3時間あるいは6時間ごとが良いでしょう。
※3 不調にハーブティーを取り入れる場合、薬ではないので、一日飲んだだけでは成分の効果を実感して頂けないかも知れません。2週間ほど続けていただけるといいですね。
ハーブティーを飲む意味は「ハーブの成分(香りや味)を消化&吸収し、自然治癒力に働きかけて、自分自身の体と心のバランスを整えること」にあります。なので、なるべく淹れたてのハーブティーを飲むことをオススメします。2回目、3回目のお茶でも味や香りがするうちは少ないとはいえ、フィトケミカル成分やミネラルなどもまだ含まれている状態です。自分にあった方法でたのしんでくださいね。作り置きしておく場合は、時間とともに香りや味も劣化していきますので、その日のうちに飲みきることをオススメします。
ハーブティーというと、途端に「なにに効きますか?」と言われることも多く「効果 ・効能」に目がいきがちですが、「お茶をたのしむ時間を過ごす」というのも、とてもたいせつなことです。お気に入りのティーポットやカップ、スイートなどを用意して、ゆったりとした時間を過ごせるようなライフスタイルをつくっていきましょう。
ハーブティーは次のことに気をつけてください
1.アレルギーがある場合は該当するハーブを避けること
※キク科、ブタクサ、イネ科、バラ科、シソ科、などには注意が必要です。
2. 妊娠中、授乳中は婦人科に影響するハーブを避けること
3. ちいさなお子さん、ご高齢の方は様子を見ながら利用すること
4. 医薬品を利用している場合は、かかりつけの主治医や薬剤師に相談すること
日本でのハーブの扱いは、食品(飲料)です。よって、ハーブに関しては、安全性の高いものがほとんどなので、安心してお楽しみいただけます。ただし、ハーブは野菜などとおなじように、食物アレルギーや飲みあるいは食べ合わせなどがあるので、ちょっとでも不快に感じたりしたら使用を中止して、自分自身の体質や体調に様子を見ながら使っていくことが大事になります。
ハーブには次の5つの働きが期待されています。
1. 抗酸化作用
前述しましたが、植物は自分のカラダを守るために色々な成分を持っています。特に得意なのは、抗酸化作用です。
2. 生体防御機能調整作用
私たちのカラダには「自律神経系」「免疫系」「内分泌系」のバランスを保つことで健康を維持する機能がもともと備わっています。ハーブはその機能を保とうとすることがとても得意で、鎮静や鎮痛、免疫賦活作用などがあります。
3. 抗菌・抗ウイルス作用
植物が病原菌から自分のカラダを守るために持つ作用をいいます。私たち人間はそのままこの作用を応用してアロマ療法に使ったり、忌避作用を活用します。
4. 薬理作用
薬と同じような作用をいい、消炎、鎮痛、鎮痙作用などがあります。この作用が医薬品にも応用されています。
5. 栄養素の補給
ビタミン・ミネラルや食物繊維などを供給する働きになります。
これらの作用は、前述している「植物が、自分自身を守るために、植物自身で作り出した植物化学(フィトケミカル)成分を人間がうまく活用している」ということになります。ハーブは多種多様な成分が含まれているため、その作用はそれぞれ異なります。
また気を付けることとして、百人いれば百人のハーブの選び方があるということ。必ず「皆にとっておなじように作用する」とは限りません。それぞれの嗜好性、生きてきた中での記憶などで異なってくるということです。
使い方の中で、もっともなじみがあるのは「ハーブティー」ですね。これはハーブに含まれている水溶性の成分を、水(お湯)に出して、私たちが消化→吸収しやすいカタチに「製剤」している、ということになります。文章にすると「???」ですが、「ハーブティーを飲む」ということも、実はハーブの植物化学成分を取り入れている事になります。このようにして、目的に応じてハーブをじょうずに生活の中に取り入れてくださいね。
人生を素晴らしいものにするために、私たちは人の手をかりずに健康であることが一番大事だということを既に知っています。だからこそ、近年、元気であり続ける、カラダを良い状態にキープしておくために多くのかたが意識していろいろな事に積極的に取り組んでいます。
無理なく心地よいと思える流れの中で、睡眠、食事、運動をバランスよく取り入れて、自分にあったライフスタイルを送りたいですね。ライフスタイルは、年齢、仕事、季節、時代にあわせて、無理がないように柔軟に変えていくようにすると良いですね。
目的は「カラダのバランスを良い状態にすること」であり、ライフスタイルはその手段に過ぎないということを決して忘れてはいけません。流行、周りの人、メディアなどの情報に迷わされることなく、自分自身が心地よさを感じる、のびのびとした生活を心がけましょう。
ハーブに含まれている植物化学(フィトケミカル)成分は、わたしたちのココロとカラダのバランスを整えてくれる働きをもっているので、ぜひ心地よいライフスタイルにするための「栄養・運動・休養」のサポートにチョイスして頂けると嬉しいです。
たとえば、胃腸の調子が悪い時は、スッとした清涼感のあるペパーミントや優しいフェンネルの香りや味が不調を整えてくれます。このように、日々の体調や体質にあわせて、ぜひ「セルフケア」で活用ください。
ココロが穏やかで笑顔で過ごす毎日こそが、豊かなQOLといえるでしょう。
皆様、素敵なハーバルライフを。
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